2022年のゴールデンウィークは、久しぶりの何も外出などの規制のない状態でのゴールデンウィークです。
ニュースを見る限り観光地は賑わっている様子で、日本でもようやくコロナ禍からの脱却に近づいていると感じます。
ただ日本の経済については暗い状態です。
まず為替です。現在、日本円が1ドル130円を越える円安となり、これは20年ぶりの水準です。
日本は、「加工貿易で円安になるほど貿易黒字になって嬉しいから円安は良いことだ」というイメージを持っていましたが、どうやらそれは過去のことで、近年では輸出額より輸入額の方が多いことも多くなっているので円安になったからといって、貿易黒字が増えるというわけではないのです。
対世界 輸出入額及び差引額の推移(財務省貿易統計ページより)
観光について賑わっていると述べましたが、観光客は日本人がほとんどです。というのも、そもそも外国人観光客の受け入れはまだの状態で、2022年の6月よりやっと外国人観光客の受け入れを始めるというものです。
ただし、まずは団体ツアー客からで、一日2万人を上限にするとの方針です。
コロナ規制前の2019年では、1日辺り約5.5万人が訪日していたので、その頃と比べると36%程の水準です。
この対策が良いか悪いかはわかりませんが、経済の面から見ると円安が進んでいる現在だからこそ、外国人観光客を誘引して、経済の活性化とそれに伴う景気の回復をするチャンスだと思います。
ちなみに、私の周りの人たちは、長期休暇ならではの遠出や長期の旅行をするという声は聞かず、近隣のアミューズメント施設で楽しむといった人や、同県内の観光地に行ったという程度の過ごし方をしている人が多い印象でした。