節約したいと思っているのに欲望に負けてしまい、つい財布のひもが緩んでしまうことはありませんか?
欲しくて買ったものが、ほとんど使わずにムダになってしまったことはありませんか?
「節約してお金を貯めたいと思っているのに、全然貯まらない」
「お金は貯めたいけれど、生活の質は落としたくない」
このような人は、無理のない簡単な方法で節約をすることで、お金が貯まる体質に変わることができます。
この記事では、無理のない方法で節約する方法をお伝えします。ぜひあなたの生活にお役立てください。
私自身、過去には様々な無駄遣いをしていました。借金もありました。
ある時、このままではまずいと思い、生活を見直して無駄を省き、節約をすることで、収入は少なくてもお金が貯まっていくようになりました。
そんな私が実際に実践した方法に加えて、お金に関して学んだ役に立つ知識をお伝えします。
挫折しないで節約を続ける方法
この記事をご覧になっているということは、節約に関して興味があることでしょう。さらに今までに節約をしようとしたけど挫折した経験がある人もたくさんいるでしょう。
節約が上手くいかなかった人は、どうして失敗し、挫折するのかを知り、その対策をすることで、無理なく節約を続けることができるようになります。
節約に失敗し、挫折する原因とは
節約に失敗する原因はいくつかあります。
例をいくつかあげると、
- 思い立ったときや、気付いたときにだけ節約する
- 自分がどれだけ使っているかを把握できていない
- 急に大きな節約をしようとする
- 節約のために我慢をする
ひとつだけ当てはまる場合もあれば、複数当てはまる場合もあります。ここにあげた原因以外の場合もあると思います。
また、節約をしていても浪費をしているとお金も貯まっていきません。
浪費をしてしまう人は、
- 買物でストレス発散をする
- 見栄を張る
- つき合いや誘いを断れない
- 欲望を自制できない
といった特徴があります。
お金が貯まらないなら、まずは自分がどんな特徴を持っているかを知ることから始めましょう。
それだけで、ぐっとお金が貯まる体質に近づいていきますよ。
節約に挫折する人と挫折しないで続けられる人の違い
それでは、節約に挫折する人と挫折しないで続けられる人の違いは何でしょうか?
実を言うと、共通してどちらの人も失敗はしているのです。
最初から節約を完璧にこなそうとしても、99%上手くできません。誘惑に負けたり、周りとのつき合いで予定外の出費があったりするので、失敗は付きものです。
それよりも失敗した時にそれをひきずらないで立ち直ることができるかどうかが、挫折するかしないかの分かれ道になります。
どうにでもなれ効果を理解しよう
挫折してしまう人のほとんどは、節約の失敗や浪費をしてしまうことによって「どうにでもなれ効果(The What-The-Hell Effect)」が働いたことから挫折してしまいます。
「どうにでもなれ効果」とは、一度失敗をすると一気にやる気をなくしてしまう心理効果のことです。
これは節約に限らず、例えば、ダイエットのために間食を禁止していたところ、一度誘惑に負けて食べてしまったら「もうどうでもいいや!」と続けて食べ続けてしまうようなことです。
どうにでもなれ効果の対策としては、長期的な目標を持つこと、失敗した自分を許すことなどがあります。
無理なく節約を続ける方法
節約に失敗する原因や、失敗したときの注意点についてお伝えしましたが、節約を続けるためにどうすれば良いのかについてお伝えします。
まずは、失敗する原因を避けることです。
具体的には、
- 自分(家庭)のお金を何に使っているかを把握する
- 計画を立てる
- 急に極端な節約をしない
- ストレスを感じるような我慢をしない
- 感情にまかせて買物しない
などが当てはまります。
そして、特に大切なことは「失敗したとしても節約をあきらめない」こと、つまりどうにでもなれ効果を発生させないことです。
生活水準を落とさず節約する方法
節約をすると生活水準が下がってしまうのがイヤだから節約していないという人や、節約して我慢しながら暮らすのは無理、と思い込んで節約をあきらめていませんか?
あきらめる前に知って欲しいのは、生活水準を落とさなくても節約できるということです。
それでは、どうすれば生活水準を落とさなくても節約ができるのかをお伝えします。
小さくても大きな効果!固定費を見直そう
まず最初は、無駄な固定費を減らすことです。
少額だからと言って無駄遣いをすることは、様々なことで無駄遣いしてしまいます。ましてや無駄な固定費の削減は大切です。
固定費は、たとえ月に1,000円だとしても、1年で12,000円、10年だと120,000円の費用がかかります。
手取りで1000円残すには、税金などを考慮すると1300円ほど稼ぐ必要があります。
少額でも固定費を減らすことで、金額以上の大きな節約につながるのです。
固定費の種類は、
- 家賃や住宅ローン
- 保険料
- インターネット・スマホ等の通信費
- 電気・ガス・水道代
- 習い事
- 定額支払い(サブスクリプション)
- 車のローンや駐車場代
といったものがあります。
この中で節約の可能性があるものはどれでしょうか?
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答えは、全部です。
最も優先すべきは、活用・利用していないムダな固定費をなくすことです。
これだけで生活の質を下げずに長期的に大きな節約になります。まずはこのようなものがないか見直しましょう。
例えば下記のような固定費はないでしょうか?
- 電話を契約した時、ついでによくわからず契約した有料オプション
- おためしで契約したが、無料の契約期間が終わり、いつの間にか有料の会員になっていたサブスクリプション
- 行かなくなったが会費だけは払い続けているスポーツジムや習い事などの会費
- 重複している保険
自分の支出を把握できていないと、ムダな固定費にも気付きにくいものです。これらの固定費について思い当たるなら自分がどんな契約をしているかを調べてみてください。
ムダな固定費を減らしたら、次は固定費の見直しをしましょう。
住宅ローンや保険、通信費などは、その時期の景気や情勢によって変わってきます。
また、あなたや家族のライフスタイルの変化によっても必要な保証やサービスも変化します。
さらに、知識や情報が無い状態で契約してしまったために、余計な利息を払っていたり、過度な保証で多額の保険料を払っている可能性もあります。
こういったものを定期的に見直すことで余計な固定費を減らしましょう。
解約や変更の手続きをすることが面倒かもしれませんが、先延ばしにするだけ余計な費用が増えていくことを覚えておいてください。
無駄遣いは節約の天敵。浪費を減らして貯まる体質へ
ここまではムダな固定費を減らすことについてお伝えしましたが、ムダを減らすことは固定費に限ったことではありません。
余計な浪費をしていると、せっかく固定費を減らしてもお金は貯まっていきません。
余計な浪費の例は、
- 見栄のために買った高級品
- ゲームへの課金
- 安くて買ったけど結局使っていないもの
- 付き合いで行く生産性の無い飲み会
- ATM手数料
このような、不必要な浪費は節約の天敵です。たとえ小さな額だとしても、減らしましょう。
ただし、一般的には浪費だとしても、それを決める基準は人それぞれなので、人によっては浪費ではなく投資や消費と言えるものもあるかもしれません。
生活に必要かどうか?今後あなたのお金や時間を増やすための活動かどうか?などを考えて余計な浪費を減らしてみてください。
また、ストレス解消のために買い物をしてしまう人は、余計なものを買ってしまいがちなので、他の方法でストレス解消することをおすすめします。
※100の解消法が書かれている「超ストレス解消法」を読むことをおすすめします
ここで知っておいてほしいのは、浪費を全て減らすべきと言っているわけではありません。余計な浪費を減らしましょうと言っているのです。
というのも心を豊かにしてくれるのは往々にして浪費だったりします。節約するために浪費を我慢して、それによってストレスが溜まるなら、その節約はおすすめしません。
節約をしているときは○○にご注意!
次に、節約を始めるとついやってしまいがちなことや、陥りがちな行動についてお伝えします。
これをやってしまうと節約の効果が半減するので注意してください。
まず注意するべきことは、ご褒美という名の無駄遣いです。
節約のために我慢をしたり頑張っているとストレスがたまるので、ご褒美が欲しくなります。そのご褒美が無駄遣いになってしまうと問題です。ご褒美が悪いということではないですが、余計なものに使ってしまうと節約の意味がありません。
ストレスが溜まるほどのキツイ節約は控えましょう。
次に注意するべきことは、節約したら「多少多めに使ってもOK」と考えてしまうことです。節約しているとお金が増えていると想像しがちです。そうすると、「少しくらい贅沢しても大丈夫」と思ってしまいます。
節約できているという達成感だけで実際の収支を把握していないと、節約した以上に使いすぎた!なんてことになるかもしれません。
浪費を減らしても、また浪費をしていたらお金は貯まっていきませんね。
収支の把握は、簡単にできる家計簿アプリなどがおすすめです。ただ目標金額を決めてレシートを撮って毎日完璧に家計簿をつけようとするのではなく、まずは使ったランチ代だけ入力するなど、簡単にできることから始めることが続けられるコツです。
慣れてきたら支出の管理だけでなく、銀行口座やクレジットカードとの連携などもできる利用者数1000万人超えのマネーフォワードMeなどでしっかり家計を管理できれば自然と貯まっていくでしょう。
節約を続けているとどんな変化が起こる?
節約ができるようになってくるとどのような生活の変化が起こるのでしょうか?
固定費の見直し、ムダな浪費の削減という節約程度でしたら、生活をほとんど変える必要なく節約をすることができます。
ただ浪費癖がついている人なら、大きく生活は変化するかもしれません。
とはいえ、悪い変化ではなく生活が改善されていると言えるので、むしろ良い変化ですね。
節約を続けると、たとえ生活にはほとんど変化が無かったとしても、考え方には変化が起こってきます。
例えば、欲しいと思ったものについて、今までは金額を見て買うかどうかを決めていたことが、これは必要なのか?無駄遣いなのか?という判断基準で決めるようになったり、金額が価値に見合っているかどうかを考えたうえで購入することができるようになります。
そうすると、余計なものを買うことがなくなり生活の質も向上していきます。
まとめ〜節約の効果〜
いかがでしたでしょうか?
節約と言うと我慢しないといけなくて大変そうだというイメージがあった人でも、それほど大変ではないと感じてもらえたのではないでしょうか。
節約を始めたい、やってみようかと迷っているなら、まずは簡単にできるところから始めることが肝心です。
おすすめは、使っていない固定費を減らすことから始めて、固定費を見直し、その後、ムダな浪費を減らしていく。
これで長期的に見れば大きな節約になります。