【追い込まれている人は読まないで】資格勉強でやる気と成果を出す方法5選

資格勉強を頑張ろうとしているけれど、どうにもやる気が出ないあなたへ。

この記事では勉強のやる気を出す方法、焦る気持ちを活かす方法、さらにやる気に頼らず資格勉強ができる方法もお伝えし、長期間勉強が必要な難関資格でも成果を出すための秘訣をお伝えします。

こんにちはふっきぃです。
私は家庭教師として個性豊かな生徒たちを教えてきました。
中には、これまで勉強を全くやってこなかった生徒がいたり、勉強に対する意欲がない生徒もいました。
そんな子どもたちに単に勉強を教えるのではなく、勉強のモチベーションを高めることや毎日勉強出来るようにすること、また、効率的な勉強法についても教えてきました。

さらに自分自身も継続的な読書や日々学習を続け、より良い指導のための勉強だけでなく、簿記や証券外務員、ファイナンシャルプランナーといった資格取得に挑戦し続けています。

資格勉強でやる気と成果を同時に出す方法5選

資格勉強でやる気と成果を同時に出す方法5選

「やる気さえ出れば勉強できるのに…」というあなたに、やる気や成果を出すための方法を5つ紹介します。

①資格取得や勉強する理由を確認する

あなたが資格を取ろうとする理由は何でしょうか? 人が行動するには何か理由があるものです。
あなたの理由は明確でしょうか? ハッキリと答えられますか?

急に問われると、曖昧あいまいだったり、なんとなく良さそうというような理由がぼんやりとしている人が多いものです。
しかし、それだと勉強に対する姿勢も曖昧になりモチベーションも湧きません。
ではどうしたら良いのか、それは理由について深く考えることです。簡単にできる方法は、「なぜ私はこの資格勉強が必要なのか?」を自問自答することです。
さらに「なぜ?」を繰り返すことで自分が本当に望むものが見えてきます。

それでは「資格勉強を取りたい」ということを例として考えてみましょう。

  • なぜ私はこの資格勉強が必要なのか?
    →資格を活かしてもっと良い会社に転職出来るから
  • なぜ転職したいのか?
    →今がやりたい仕事ではなく、資格を活かせる仕事でやりがいを感じたい。給料も増やしたい
  • なぜ仕事でやりがいを感じて給料を増やしたいのか?
    →仕事もプライベートも楽しく過ごせる

このように、この例の人は資格を取ることは仕事もプライベートも楽しく過ごせる、つまり人生を楽しく過ごせることにつながると感じていることが見えてきました。
こうした心の深い所にある理由を確認することはやる気を引き出すことになります。

②資格が取れたらどんな結果を得られるのかを想像する

誰だって必要のないものや無駄なものにはお金や時間を使いたくないものですが、もしそれがどうしても欲しいものならお金も時間も費やして手に入れようとするでしょう。
ではその「欲しい」という感情はどこから生まれるのか、・・・それは未来を想像することから生まれます。

『もしあなたが資格を取得したならどんな未来(=結果)になりますか?』

未来を想像することで「欲しい」という感情が高まります。
ただしこの未来を想像することには注意点があります。
この未来(結果)を想像することは、単なる合格という称号を手に入れることを想像するだけでなく、そのための勉強をする過程も含めて想像することが大切です。

勉強の過程も含めることで、現在の自分と資格取得できた自分がつながります。さらに、達成感や自己肯定感も高まります。

③勉強をしなければどんなことを失うのかをありありと感じる

人は新しいものを得ることより、手に入れたものを失うことに強い不安を感じます。
失いたくないという強さは、得たいという強さの3~4倍の力があると言われています。

そこで、勉強をしないと将来失うことであろうことをたくさん考え、それを現実のように鮮明にイメージすることで、「そうはなりたくない」という強い気持ちを持つことができるのです。

ただし、このワークをすると嫌な気持ちになりますし、本当に落ち込むこともあります。強力ですがご注意ください。

④やるべきことをできるだけ細分化しよう

やるべきことをできるだけ細分化しよう

何をしたらいいのかわからなかったり、目の前のやるべきことが大きすぎてなかなか手を付けられない状態だとやる気も起きません。

そこで、勉強をしようとするときは、準備の段階からどんなステップでやっていくのかを考え、順序を決めることが必要です。ただし、これを決めるときは紙に書き出してください。
紙に書くことで頭の中が整理されるとともに、忘れた時に見返すことができます。
行動を細かく順序立てることによってやる気が出やすく、行動も始めやすくなります。簡単に言えば行動を細分化することです。

例えば、目の前の壁を乗り越えるのに、よじ登って越えるのは大変ですが、階段を付けて一歩ずつ上っていけば、苦労せずに乗り越えることが出来るということです。

それでは、仕事や学校から帰ってきたらすぐ資格勉強をしようと思っているのにできない場合を考えてみましょう。

細分化していない状態だと、

    1. 「帰宅する」 ⇒ 「勉強する」
      と、これだけです。
      これだと、「勉強しなければいけないけどやりたくないな…」なんて思ってしまいます。
      それでは、これを細分化しましょう。
    2. 帰宅する ⇒ 荷物を置く ⇒ 着替える ⇒ トイレにいく ⇒ 手洗い・うがいをする ⇒ 部屋に行く ⇒ 電気をつける ⇒ 勉強道具を用意する ⇒ 机に座る ⇒ ペンを持つ ⇒ 勉強するいかがですか?想像してみてください。

①と比べると、②のほうがスムーズに勉強を始められる気がすると思います。

実際この方法で、私が教えている中学生の生徒たちも帰宅してすぐに勉強が出来るようになりました。

⑤簡単なことから始めよう

やる気を出す効果的な方法が、実際に始めることです。勉強を始めることで徐々にやる気が高まり集中力も出てきます。
勉強を始めるためにやる気を出すのはイメージできると思いますが、実際は勉強を始めたらやる気が出るということです。
そのためには「とにかく始める」ことが大切です。
とはいえ、その最初の一歩の一番エネルギーを使うので、最初から難しいことや時間がかかりそうだと思うことをせずに、簡単にできそうなことから始めましょう。

イメージとしては、車と同じです。止まっている車が発進するためには大きなエネルギーが必要ですが、勢いに乗ってしまうとそれほどエネルギーを消費せずに進み続けることができます。
つまり、やる気が出なくて勉強ができない原因は、勉強を始められないことなので、始めやすいように簡単なことから始めましょう。

試験日まであと少し?焦る時ほどゆっくりと

試験日まであと少し?焦る時ほどゆっくりと

「試験日が近づいてきたり、このままのペースだと間に合わないかも!?」

なんて考えると焦ってきますね。
しかし、焦ってしまうと優先順位を見誤ったり、周りが見えなくなったりと、冷静に考えることができなくなり勉強の効率が悪くなってしまいます。
しかし「焦るな」と言われて止められるものでもありません。
さらに陥りがちなことが、無理に勉強時間を増やそうとすることです。
時間が迫って勉強時間を増やすのは構いませんが、これまで一日に1時間だった人が急に5時間にしようとしても、そう簡単にできるものではありません。
そして、できなかったことで、「自分はなんてダメなんだ」と自分を責めてしまいます。
これは自己肯定感を下げてしまう行為でぜひ避けてください。

それではどうすればよいのでしょうか?

急ではなくゆっくりと増やしていくことです。
そもそも人には現状維持を続けようとする力が働いているので、力まかせに変化しようとしても現状維持という大きな力で戻ってしまいます。
このような理由があるので、ゆっくりとした変化で自分自身を騙す必要があるのです。

資格勉強にやる気は不要!?

資格勉強にやる気は不要!?

さて、ここまで読んでいただいてやる気を出す方法も大体わかったと思います。

では資格勉強にやる気が不要なのか?と言われると、結論としては全く不要ではないです。

やる気無しで行動するために必要なのは習慣化です。しかし、すぐに習慣が身に付くわけではないので、初めのうちは、やる気を出して勉強する必要があるのです。
習慣になれば後はほぼ自動的に資格勉強が出来るようになり、成果も出るようになります。
反対に、やる気のある最初だけものすごく頑張っても、そんなことは長期間続くこともなく結果として習慣化も出来ず、結局三日坊主で終わってしまいます。
言わばマラソンをスタートから全力疾走するようなものです。
短期間の勉強で何とかなる資格ならそれでもいいですが、難関資格だとそうはいきません。

ここまで色々と述べてきましたが、成果とやる気をまとめて出すために何をやれば良いのかをまとめると、
まずは小さく始めること。そして、小さくてもいいので何か成果を実感することです。
成果が出たと実感するとやる気も出ます。
後はやる気と成果を循環させることで習慣にもなります。
最初は辛いですが是非ここを目指してみてください。