いきなりですが、あなたは自己投資をしていますか?
何もしていないなら、すぐに始めることをおすすめします。自己投資は、あなたのお金や時間を増やし、人生を豊かにすることに繋がります。
この記事では、どんな自己投資をするとどんな効果が得られるのか。
また、効果を出すための自己投資や無駄にならない自己投資について、無料でもできるものや、少額でも効果的な自己投資についてお伝えします。
私は、今は家庭教師やコーチングで習慣化のサポートをしています。私自身も筋トレ、読書、勉強、片付けなどの習慣を身につけて現在も継続して行っています。筋トレ・片付けは1年半程度で、勉強は2年半。読書は6年以上続けています。
自己投資も2015年頃から、朝活、資格取得やビジネススクールにも行きました。さらに、様々な学びのセミナーに参加したり、何度も主催をした経験もあります。
自己投資に使った費用は、約4年間で800万円程度です。
自己投資の効果は?無料でも意味はあるのか?
自己投資と言っても様々な種類がありますが、せっかくお金をかけても無駄にならないか心配ですね。
また、無料で出来るものもありますが、それはそれほど効果的なのでしょうか?
結論を言うと、効果はあります!
なぜ効果があるかを説明します。
投資とは、将来のリターンのためにお金や時間といった今ある資産を費やすことです。
自己投資とは、自分自身に投資し自分の価値を高めることです。
何が価値を高めるかは、人それぞれです。ある人は、痩せることで価値が高まると思うかもしれませんが、人によっては太ることが、価値を高めることもあります。
一般的に投資と言えば、株式投資や不動産投資など、モノを買うことを思い浮かべることが多いと思います。
しかし、自己投資ならモノを買うのではなく、知識やスキルを得たり技術を磨くことです。
例えば株式投資の勉強をすることなら自己投資と言えるでしょう
投資をする対象がモノなら、価値が下がることもありますが、自分自身なら価値は積み重なっていきます。
自己投資は有料?無料?どちらが良い?それぞれのメリットやデメリットを紹介
それでは次に、自己投資は有料ものか無料のもの、どちらが良いのかを考えてみます。
これは、はっきりとどちらかが良いとは言えません。それぞれにメリット、デメリットがあるからです。
無料の自己投資
無料の自己投資の一番のメリットは、お金が減らないことです。無料なので当然ですね…
無料のため気軽に試すことが出来るので、金銭的なリスクは低いことがメリットです。
では無料のデメリットは何かと言うと、コンテンツの内容が悪い、無料だから「まあいっか」と諦めやすい、本気になりづらいことです。
ただコンテンツの内容が悪いと述べましたが、近頃は有料に負けないくらい内容が充実しているものが増えています。むしろ下手な有料のものより、よっぽど良いものもあるでしょう。
諦めやすい、本気になりづらいとはどういうことでしょうか?
それは、人は無料だと失うものがないと感じるため、途中で諦めたり真剣に取り組んでも取り組まなくてもリスクはないと思ってしまうからです。
しかし、実際は費やした時間がリスクになります。時間は貴重な資産です。
このことを忘れてはいけません。
有料の自己投資
それでは有料の自己投資はどうでしょうか。
真っ先に思いつくメリットは、質が高いことです。
ほかにも、無料の場合と比較すると、真剣に取り組むことができるというメリットがあります。これは、「料金を払ったからには元は取りたい」「無駄にしたくない」といった損をしたくないという感情によって、真剣にやろうと思えるようになりやすいのです。
有料のデメリットはというと、払った値段の価値に見合わない可能性があること。
購入したものの、結局は使用や利用をせずにお金を無駄にしてしまうことなどがあります。
お金や時間を得るために必要なスキル7選
次に、自己投資でどんなスキルを身に付けた方が良いのかについて考えていきます。
求めるものは人それぞれ違いますが、多くの人が手に入れたいと思う「お金」と「時間」を増やすために必要なスキルを紹介します。
営業などのコミュニケーションスキル
最初はコミュニケーションスキルです。
コミュニケーションと言うと幅広いですが、人間関係で有利になったり、言葉でモノを売ることが出来るということです。
言葉とは違いますが、文字を使うコピーライティングやセールスライティングも一種のコミュニケーションスキルと言えます。
理由は、言うまでもなく、モノを売ることが出来るということは、お金を稼ぐことが出来るからです。
プログラミングスキル
2022年の今、プログラミングスキルを持つ人材は不足している状況です。そのためプログラミングスキルがあると稼げるのは間違いないでしょう。さらに高度なスキルがあるなら、企業から引っ張りだこになり、もちろん収入も高くなります。
最近では、ちょっとしたブームのようになっており、プログラマーの人気が高まってきていますね。
英語などの外国語スキル
日本人のほとんどが英語に苦手意識があるため、英語が使えるとそれだけで価値ある人材になれます。
また、英語を使用している人は世界で15億人もいるといわれるので、国際社会を生き抜く上でも強い武器となります。
さらに、英語ではない外国語スキルがあると希少な人材として活躍できるでしょう。
ちなみに稼げるという意味でのおすすめの言語は、中国語、フランス語、アラビア語です。参考にしてみてください。
やり抜く力
次は、スキルと言えないかもしれませんが行動を起こす上で大切なことを紹介します。
それはやり抜く力(GRIT)です。
粘り強さとも言われるこの力は、様々な自己投資を身に付けるために必要な力といえます。
そして、仕事だろうと勉強だろうと自分でビジネスをする場合だろうと、このやり抜く力があると失敗を恐れずチャレンジし、粘り強く目標を達成することができるようになります。
分析スキル
転職する時や起業や副業を始める時に、多分売れるだろう、なんとかなるだろうと思って、やってみるのは構いませんが、それで思い通りにいくとは限りません。むしろ失敗するのが当たり前のようなものです。
そこで必要なのは分析をすることです。
一度だけなら偶然うまくいくこともあるかもしれません。しかし、軌道に乗せるためには相手や自分自身、環境などの分析し、テストをしたり、改善をする必要があります。
分析自体は地味で根気のいるものが多いので、面倒に感じる人も多いかと思いますが大事なことなので、あえてスキルとして入れました。
人に頼む、任せるスキル
真面目で責任感が強い人は、人に頼んだり任せることが苦手な人が多いでしょう。特に能力が高い人は、自分でほとんど出来てしまうので、何でも自分でやろうとしてしまいがちです。
しかし、人に頼んだり任せることが出来れば、自分の時間に余裕を持つことができます。
任せると言うと、リーダーや上司がチームメイトや部下に、というイメージが強いかもしれませんが、それだけではありません。
会社内のどんな立場でも頼むことはできますし、起業や副業でも仲間に頼んだり、外注するという手もあります。たとえ家事でも可能です。
ただし、何でも頼めば良いというわけではありません。ポイントは、自分が嫌いなことや苦手なことだけれども、相手にとっては好きなことや得意なことを頼むということです。
近くに頼める人がいないというなら、web上で外注するのも良いでしょう。
正直なところ、人に頼むことや任せるスキルは、これまで紹介したスキルが不要になるほど強力なスキルです。
あなたの限りある時間を費やして苦手なスキルを身に付けるより、人に任せることで、結果的に自分の時間を手に入れるすることに繋がります。
選択と集中でスキルを伸ばす
あなたが大企業の経営者でないなら、選択と集中は必要です。
選択と集中とは、元は様々な事業を行っている企業が特定の事業分野に経営資源を集中することを言います。
これを個人レベルで言うと、特定の分野やスキルを選び(選択)、そこに特化(集中)することです。
理想は1万人にひとり程度のレベル、つまり1/10000になることです。
これを目指すなら、どの分野を選択するかが重要になってきます。たとえば、ゲームのように大勢が時間をかけてやっていることで勝負するのはかなり難しいことだと言えます。
1/10000なんて無理だ!と思ったかもしれません。
それならおすすめの方法があります。それは、100人にひとりのレベル(1/100)のものをかけ合わせることです。
1/100を2つかけ合わせれば、1/100×1/100で1/10000になります。
あなたのこれまでの経験は1/100の価値はありませんか?そこに新たなスキルを組み合わせて1/10000の人材になりましょう。
【無料有】最初にやるべきおすすめの自己投資6選
手に入れたいスキルや、伸ばしたい能力が明確になったら、それらを手に入れるために行動が必要です。
この章では、何から始めれば良いのかわからない人や、効率的に自己投資をしたい方のために、気軽に始められる自己投資を紹介します。無料で始められるものもあるので、まずは何か一つ始めてみましょう。
読書
最初は気軽に始められる読書です。
読書は「何を読むか」よりも「どんな目的で読むか」が大切です。
小説から語彙や表現を学んだり、専門書でスキルや知識をとことん深めるための読書も良いでしょう。また、普段は小説しか読まない方はビジネス書を読むなど、あえて普段読まないジャンルを読むこともおすすめです。
読書すれば成功者になれるわけではありませんが、成功者は読書家と言われます。
読書が苦手だったり、なかなか読書時間が取れないなら移動中でも耳から読書出来るアマゾンのオーディブルがおすすめです。
英語
既に外国語スキルについて述べましたが、どの言葉にすれば良いのか迷っているなら、英語をおすすめします。
英語が出来ると仕事の幅が広がります。プログラミングも基本は英語で書かれていますし、海外とのやり取りも英語を使用することが多いです。
そもそも英語は、学生時代に時間をかけて勉強してきたと思うので、ゼロから始めるより取り組みやすいことでしょう。また、学べる機会もたくさんあるのでおすすめの自己投資のひとつです。
運動・身体を鍛える
運動や身体を鍛える=ダイエットか意識高い系がするもの。
といったイメージがあるかもしれませんが、運動には様々なメリットがあり、全ての人がやった方が良いと言えます。
例えば、ウォーキングをするだけでも、心肺機能の向上や骨折リスクを減らしたり健康寿命の増加といった肉体的なことだけでなく、脳の機能を活性化させ、鬱や認知症の予防にもなるというデータがあります。
しかし、運動をした方が良いのはわかっているけど時間がないという方も多いでしょう。そんな方には短時間で出来るHIIT(ヒート)トレーニングがおすすめです。
HIITとは高強度で行う短時間のトレーニングです。HIITの方法は様々ですが、代表的なタバタ式トレーニングは(20秒全力→10秒休憩)×8セット行う運動で、4分という短時間かつ、週3~4日するだけで様々な効果が期待できる運動です。
効果の例としては、心肺機能の向上、脂肪燃焼、食欲の減衰、頭の回転が早くなる、記憶力の向上、アンチエイジングなどで、時間に対する費用対効果がとても高いのでおすすめです。
新しいコミュニティに参加する
次のは方法は、毎日に変化がなくつまらないという方におすすめです。それは、新しいコミュニティに参加することです。
コミュニティとは共同体のことで、つながりの強さも弱いものから強いものまで様々です。
強いつながりのコミュニティの例は、家族や仲の良い友人関係、会社が代表的です。
人は複数のコミュニティに所属していますが、少数の小さなコミュニティの中だけで生活していると、関わる人も限られてきます。
そして、知らず知らずのうちに考え方も凝り固まって来てしまいます。
そうなると新しい考えも浮かびにくくなり、新しいことに挑戦することも難しくなります。
新しいコミュニティに参加すると、これまでの自分の価値観とは違う価値観を持った人に出会え、見識を高めることが出来たり、チャンスを得られるかもしれません。
コミュニティの種類は問いませんが、知り合いや友人が多いコミュニティではなく、新しいことに挑戦するためやスキルを学ぶためのコミュニティ、趣味を極めるためや夢を叶えるために必要なコミュニティなど、成長するという視点で選ぶのが良いでしょう。
ビジネスをしたいなら様々なコミュニティがありますし、探せば朝活や読書会や異業種交流会などのコミュニティもあります。オンラインサロンもコミュニティのひとつですね。
ビジネスでなければ、スポーツや趣味のサークルのようなグループに参加したり、イベントに行き他の参加者と会話をするだけでも違います。
ただし、コミュニティに入って何かを貰う、得ることだけを考えるのではなく、自分はどんなことで役に立てるか、何を与えることが出来るかを意識して実践することが大切です。
お金・投資の勉強をする
お金や投資、経済、金融について勉強すること、つまり金融リテラシーを高めることもおすすめです。
そもそも日本の教育では、お金について学ぶことが全くと言っていいほどないので、日本人の金融リテラシーは先進国の中でも最低レベルです。
銀行預金の金利が高く、年金も十分貰えていた時代ならそれでも良いかもしれませんが、現在ではそういうわけにもいきません。
だからといって、勉強をせず、わけもわからない状態で投資などを始めてしまっても、資産を減らすことになったり、最悪騙されて大損してしまいます。
よって、お金に関する勉強は出来るだけ早い段階から始めるべきことです。
不要な行動習慣を減らす
以上5つの自己投資をおすすめしてきましたが、これらは、何かを身に付ける自己投資です。
しかし、時には見方を少し変えてみてはいかがでしょう。つまり、減らすことに意識を向けるのです。
特に、あなたの資産であるお金と時間を無駄に消費していることを減らしましょう。
例えば、お金なら、不要なものなのについ衝動買いをしてしまうことや、使っていないのに惰性で支払っている毎月の会費や固定費などがあります。
さらに、重要なのが利子や手数料です。
ローンの利子やATMなどの手数料は、使う必要性のないお金です。出来る限り減らしましょう。
また、時間の例だと、過剰なネットサーフィンやSNSのチェック、目的なく動画やテレビを見て時間をつぶすことなどです。
減らすと言っても、習慣になってしまっていると簡単に辞めることは難しいため、少しずつ減らすことを考えましょう。まずは、どれだけ無駄にしているかを知るために記録をとることがおすすめです。
自己投資で失敗しないために気を付けること
自己投資で気を付けることは、本人は投資のつもりでお金や時間を費やしていても、実際は浪費になってしまっていることです。つまり、浪費を投資と思い込んでいることです。
浪費が全て悪いわけではないですが、投資のつもりで使っていても、使った価値以上のリターンが得られなければ浪費と言えるでしょう。
しかし、一般的に「これは投資」「これは浪費」と分けることが出来ません。なぜなら、同じものでもある人にとっては投資になるが、別の人にとっては浪費になるからです。
例えば、セミナーに参加することについて考えると、内容を実践し活用出来るなら投資ですが、単にセミナーに参加する自分に酔っているなら浪費と言えます。
他にも、ラーメンを食べることについて考えると、単なる楽しみのために食べるなら浪費かもしれませんが、ラーメンの評論家になったり、将来ラーメン屋を開くための勉強として食べるなら投資と言えるでしょう。
このように、自己投資は人それぞれです。他の人にとっては自己投資になったとしても、あなたは自己投資になるとは限りません。
もし現時点で自己投資を既に始めていたり、これからやろうとしているなら、「それは自分にとって本当に投資になるのか?」を考えてみましょう。
自己投資を始める前に〜○○を作ろう〜
ここまで自己投資について色々と述べてきて、自己投資の必要性や価値には気づいたけれど、「選択肢が多いため何から始めればいいのか決められない」という方もいると思います。
そんな方のために、自己投資を始める前や初期段階に、まず何をするべきかをお伝えします。
それは、「理想を考え、目標を作る」ということです。
あなたに明確な目標があるなら、「その目標のためにどんな行動が必要なのか?」ということを自分自身に問いかけます。そして、答えの中で、手軽に出来て効果の高いことから始めるのがおすすめです。
理想はあるけれど具体的な目標が無いなら、まずは3ヶ月〜半年以内程度の具体的な目標を立てましょう。
たとえ無料で出来る自己投資だとしても、目標を決めずに始めるということは、作る料理を決めずに目の前の食材を買うするようなものです。
これだと、後で作る料理が決まっても無駄なものがたくさん出てきてしまいます。
つまり、貴重な時間を無駄にしてしまうことになります。
ただし、長期間の目標を細かく決めてしまうと柔軟性がなくなるので、長期の目標はぼんやりとしたもので構いません。
目標が決まれば、次は自己投資をして自分の価値を高めていきましょう!